俺のスクープハンマーその1


なぜ、極寒期にメタルバイブなのか??

※冬の3種の仁義(シャッド、ジャークベイト、メタルバイブ)

村川:バサー誌のホタルの光でも書いたけど、

・口を大きく開かないバスに対して、大きく口を開かなくとも口に入る一口サイズ

・大きい移動をさせずに、バスの目の前でリフト&フォールが可能

・素早い動きでリアクションバイトを誘発

と、まさに動きの鈍い(移動しない、口を開かない)バスに対して釣るための究極のリアクションルアーなんだよね。シャッドとかは、1月後半から2月の極寒期は追いきれなくて釣れない。よって、リアクションで強引に口を使わせることが可能なメタルバイブの独占場なんです。

そして、なぜスクープハンマーなのか??

村川:分かりやすいポイントは下記の二つ!

・小さい

・軽いシャクリでシッカリとブルブルする。

チバラギさんは、何か他にあります??

チバラギ:僕がスクープハンマーを使う上で、最も重要だと思っているのが「まっすぐ落ちる」だと思います。狙ったところに落とすのも超重要。フォールであまりスライドすると冬のバスは追いつけない。他社のルアーではスライド重視で作られているメタルバイブも存在します。水深40センチでも大きくスライドするしスライド方向がバラバラで、狙ったところに落ちないし、冬のバスが追いつけないのは痛い。この極寒期のメタルバイブは、スライドはいらない、ストレートフォールが重要だと信じています。

村川:そうそう、スクープハンマーは各社から出ているメタルバイブの中でもまっすぐに落ちることを前提に作っていったんです。さすが、会長!!

チバラギ:実はちょっと前までスクープハンマーは使ってなかったんです。村川さんが作るルアー/ワームはフォールシリーズに代表されるように「強い」ものだと思ってスクープハンマーを最初に使った時に物足りなくて・・・。

以前飲んだ勢いで始めて使った感想を「ちょっと物足りない」と失礼な事を言ったなと。。

で、村川さんがスクープハンマーを「サイズから入った」、と聞いて改めて考えてみました。

厳寒期にシャッドで釣れる魚の多くが外がかり・リアフック一本で、あまり追えていないし、吸い込む力も弱いので、やはりコンパクトなものが絶対条件だなと考えました。

その後に僕がよく読む、バサー誌のメタルバイブ道場を読んでも、弱い力で吸い込める大きさ・重さが大事だなと。そのサイズ・重さの重要性をスクープハンマーを使い込むまでは理解ができなかった。

幾つか動画を見て、見よう見真似で大きくしゃくっていたんですが全然釣れず。今思えば水深が有る、消波ブロックの肯定差が有る、ウィードが有る等、大きくしゃくる必要性がある所の動画が多かった。

そんな時にタックルベリー八千代店の店長さんから「ツレ」が聞いてきた話で、「メタルは5センチしゃくりで良い」っていうのを聞いてそれを実践するようになってから釣れるようになりました。

いつものポイント(新利根川)では岸から数メートル先のブレイクに投げて8回位しゃくるイメージ。

キャスト数と1投でのしゃくる回数を多く、を意識して、いかに効率良く魚の目の前を通すかを意識している。しゃくるというよりは5センチ上げて食ってないか聞きに行くのを繰り返すイメージ。

良く手首でピュッって勢いよく、しゃくっているのを目にするけどそれはしない。ラインスラックを取って少し持ち上げる程度しか動かさない。

そしてやっぱり難しいフッキング。食ってた時に合わせるために手首を返すとあわせれない場合があるので腕全体で5センチしゃくり、食ったら手首と体全部で合わせて鬼リーリングします。

それとフックがオカッパリにはマジ大切!数年前までは結局釣れるメタルバイブってフックが硬いのだよね?って本気で思ってました。でも、それは違って、フッキングはタックルバランスと技術だなと。硬いフックは確かに魚に良く掛かるけど、その分根がかりしたらオカッパリではかなりキツイ。

スクープハンマーのフック、硬すぎず柔らかすぎず、バスの口にはしっかり掛かるし、根がかりではソコソコ伸びるし絶妙です!>狙って作ったかはどうかは別として笑。

まだまだ続くよー!